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2017/07/23  

基礎のお話


こんにちは!!

「新潟のローコスト住宅研究所」を運営している岩野文夫です。

住宅基礎は住宅を支える最も重要な工事です、

価格を下げるために妥協はしたくないでしょう。

しかし基礎の仕組みを理解していれば安くすることもできます、住宅の基礎工事にはいくつかの種類があり、地盤調査で調べた地耐力に合わせ基礎工事が選択されます。

 

1、布基礎

何 年か前まではほとんどが布基礎で施工されてました、今ではベタ基礎の方が軟弱地盤に強いとか湿気が上がってこないと言われ主流になってますが、地盤改良工 事をすれば布基礎でも充分ですし、防湿シートを敷き詰めれば湿気も上がってきません、ベタ基礎にこだわりがなければ、価格を安くする事が出来ます。

しかしLDKを広くした場合荷重のかかる柱の下は基礎を強くしないといけません、そのために布基礎の許容範囲を超えてしまうようなら、お勧め致しません。

 

2、布基礎+押さえコンクリート

強度は、布基礎と変わらないでしょう、コンクリートが全面にあるため強い感じを受けますが強度に関しては布基礎と一緒になります。

盛土をして配管を押さえコンクリートの中に入れることによりメンテナンスが出来なくなり、デメリットの方が多くなります。

シロアリが出た場合でも、クスリの散布が出来なくなります。

工事の中には残土処分費用が有りますが、ローコスト住宅では残土処分費を節約するためにこの方式を採用している場合があるかもしれません。

押さえコンクリートがGL(地面の線)まで下がっていればよいのですが、これであれば布基礎の方がよいでしょう。

 

 

3、ベタ基礎

主流の基礎になります、今ではローコスト住宅にも多く採用され「ベタ基礎にしておけば間違いはないだろう」と言われています。

底が全て鉄筋コンクリートで一面になっている事で強度が強くなり、建物の荷重が面で分散され軟弱地盤には最適とされています、

カハラデザインでもローコスト住宅、免震工法はもちろん、全館空調を行う場合はベタ基礎で基礎断熱を行い、24時間換気で基礎から小屋裏まで空気を循環させてます。

 

地盤保障にしても工事種別をベタ基礎にしたら地盤改良がいらない判定もよく出ます、シロアリ保障もベタ基礎+檜土台+基礎パッキンで保障が出るようになりますので、社会的にも認められていて、基礎では一番いい工法ではないでしょうか。

 

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