
2026/06/18 家づくりのこと

こんにちは。かなえるハウスの岩野です。
家づくりの相談を受けていると、
「住宅ローンって他の方たちは、毎月いくら支払っていますか?」
「銀行で毎月12万円の支払いまで借りられると言われたんですが、本当に大丈夫ですか?」
という質問を本当によくいただきます。
私がお会いするお客様は、年収400万円前後の方から共働き世帯の方までさまざまですが、皆さんが本当に知りたいのは、
「自分たちはいくら借りられるのか」ではなく、「いくらなら安心して暮らせるのか」
ではないでしょうか。
住宅展示場へ行くと立派な家が並んでいます。
インターネットを見ると、おしゃれな家がたくさん出てきます。
すると、
「せっかく建てるなら少し大きな家がいいな」
「このキッチンも付けたいな」
と夢が膨らみます。
もちろん、それは悪いことではありません。
しかし、家づくりで本当に大切なのは、
家を建てた後の暮らしです。
旅行に行く。
子どもの習い事を続ける。
たまには外食を楽しむ。
将来のために貯蓄もする。
そういった暮らしが続けられることが、私は大切だと思っています。
今回は、
住宅ローンは毎月いくらなら安心なのか。
家づくりを考え始めた方にもわかりやすくお話ししたいと思います。
家づくりで後悔する人には共通点があります。
それは、
です。
例えば、
3,500万円の家。
4,000万円の家。
4,500万円の家。
を見ながら、
「なんとか払えるかな」
と考えます。
でも本来は逆です。
まず考えるべきなのは、
です。
ここを先に決めることで、
無理のない家づくりができます。
最近は住宅ローンの事前審査も簡単になりました。
そのため、
と言われることも珍しくありません。
すると、
「それだけ借りても大丈夫なんだ」
と思ってしまいます。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
銀行は、
貸せるかどうか
を判断しています。
一方で皆さんが考えるべきなのは、
返しながら幸せに暮らせるかどうか
です。
これはまったく別の話です。
これは架空のお話です。
鈴木さんご夫妻は30代前半。
お子さんは2人。
賃貸アパートが手狭になり、
家づくりを考え始めました。
最初に行ったのはイオンの近くの住宅展示場です。
吹き抜けのあるリビング。
広いランドリールーム。
最新のキッチン。
大容量の収納。
理想の家ばかりでした。
営業担当者からは、
「鈴木様のお給料なら4,000万円くらい大丈夫ですよ!」
と言われました。
銀行の事前審査も問題なく通りました。
鈴木さんは安心しました。
しかし、
本当に安心だったのでしょうか。
かなえるハウスでは、
住宅ローンの相談を受ける時、
まず年収ではなく、
を確認します。
なぜなら、
実際に生活しているのは手取りのお金だからです。
例えば、
ご夫婦の手取り収入が
月30万円だったとします。
この場合、
住宅にかかる費用は、
手取りの30%前後
をひとつの目安にしています。
30万円 × 30%
= 9万円
つまり、
住宅ローンの月々支払い額を
月9万円前後に収めるイメージです。
では、
35%ならどうでしょう。
30万円 × 35%
= 10万5千円
もちろん返済できない金額ではありません。
実際、
銀行の審査でも返済負担率30%~35%程度は一般的です。
しかし、
35%になると家計に占める住宅費の割合がかなり大きくなります。
私はお客様に、
30%前後なら安心できる住宅ローン
35%なら少し頑張る住宅ローン
というお話をしています。
家づくりをする時期は、
お子さんがまだ小さいことが多いです。
そのため、
今の家計を見ると余裕があります。
しかし、
本当にお金がかかるのはこれからです。
小学生
↓
中学生
↓
高校生
↓
大学生
特に大学進学は大きな出費になります。
だから、
今払えるから大丈夫ではなく、
将来も払えるかを考えることが大切です。
地方では車は生活必需品です。
1台200万円~400万円。
それを10年前後で買い替えることになります。
家づくりの時は忘れがちですが、
将来必ず必要になるお金です。
住宅ローン以外にも、
家を持つと様々なお金が必要になります。
例えば、
などです。
賃貸にはなかった支出も増えてきます。
だからこそ、
住宅ローンをギリギリまで組むことはおすすめしていません。
かなえるハウスでは、
土地と建物を合わせた総予算で
3,000万円前後
のお客様が比較的多くいらっしゃいます。
変動金利1.3%、
40年返済の場合、
月々の返済額は7万円台から8万円台になるケースが多くあります。
そのため、
家を建てた後も、
旅行を楽しんだり、
外食に行ったり、
お子さんの習い事を続けたりできるご家族が多いように感じます。
私が家づくりで一番怖いと思う言葉があります。
それは、
です。
せっかくだからキッチンをグレードアップ。
せっかくだから収納を増やそう。
せっかくだから外壁も良いものにしよう。
せっかくだから太陽光も追加しよう。
こうして気付けば、
100万円、
200万円、
300万円と増えていきます。
そしてその増額分は、
すべて住宅ローンになります。
家づくりのゴールは、
家を建てることではありません。
本当のゴールは、
です。
家を建てた後も、
旅行に行ける。
子どもの夢を応援できる。
趣味を楽しめる。
将来に向けて貯蓄もできる。
そんな暮らしが続くことの方が大切です。
住宅ローンは毎月いくらなら安心なのか。
私はいつも、
次のようにお話ししています。
✔ 借りられる金額で決めない
✔ 手取り収入から考える
✔ 月々支払いは手取りの30%前後を目安にする
✔ 35%を超える場合は慎重に考える
✔ 教育費や車の買い替えも忘れない
✔ 家を建てた後の暮らしを大切にする
住宅ローンは35年~40年続くこともあります。
だからこそ、
「いくら借りられるか」
ではなく、
「毎月いくらなら安心して暮らせるか」
から考えてみてください。
その考え方が、家を建てた後も旅行に行ける家づくりにつながると私は思っています。
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