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2026/06/24   家づくりのこと

頭金は500万円必要だと思っていました

 

かなえるハウスの岩野です。

 

 

私は住宅業界に40年以上携わり、工務店を経営して25年以上になります。

これまでたくさんのお客様とお話をしてきましたが、今でも時々驚くことがあります。

その中でも意外と多いのが、

「家を建てるには頭金500万円くらい必要なんですよね?」

という言葉です。

 

先日も30代のご夫婦から同じ質問をいただきました。

実はこれ、今でも多くの方が勘違いしていることの一つです。

今日は、

  • なぜ頭金500万円必要だと思ってしまうのか

  • 実際はどうなのか

  • 頭金を貯めている間に起こるリスク

  • 私ならどう考えるか

についてお話ししたいと思います。

家づくりを考え始めたばかりの方にも分かりやすくお伝えします。

 



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親が言っていた間違い

先日、住宅相談に来られた30代前半のご夫婦。

賃貸アパートに住んでいて、お子さんが1人。

そろそろ家づくりを考えようかというタイミングでした。

土地の話や住宅ローンの話をしていると、ご主人がこう言いました。

「でもうちはまだ無理ですね。」

私は理由を聞きました。

すると、

「頭金が500万円ないので。」

とおっしゃいました。

私は思わず、

「なぜ500万円なんですか?」

と聞き返しました。

するとご主人は、

「親もそう言っていたし、会社の先輩もそう言っていました。」

とのことでした。

実はこういう話、本当に多いんです。

 


頭金500万円必要だと思っていたご夫婦

仮にAさんご夫婦とします。

ご主人32歳。

奥様30歳。

世帯年収は約500万円。

毎月の家賃は7万円。

貯金は150万円ほどありました。

私は率直に聞きました。

「もし頭金が500万円貯まったら家づくりを始める予定ですか?」

すると、

「そうですね。あと5年くらいですかね。」

という返事でした。

しかし私はその話を聞いて、

もったいないな

と思いました。

なぜなら、

その5年間で支払う家賃だけでも

約420万円になるからです。

7万円×12か月×5年

=420万円

です。

もちろん家賃が無駄というわけではありません。

住むためには必要なお金です。

ですが、

「頭金を貯めるために家づくりを5年先送りする」

という考え方が必ずしも正解とは限らないのです。

 


なぜそう思ってしまうのか

頭金500万円必要説には理由があります。

多くの場合、

親世代の経験が影響しています。

今の50代、60代、70代の方が家を建てた頃は、

頭金を入れるのが当たり前でした。

銀行も今ほど柔軟ではありませんでした。

住宅ローン金利も高く、

頭金なしでは借りられないケースもありました。

そのため、

「家を建てるならまず貯金」

という考え方が常識だったのです。

ところが、

今は住宅ローンの仕組みも大きく変わっています。

昔の常識が、

今の常識とは限らないのです。

 


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昔は頭金が必要だった

私が若い頃、

住宅ローン金利は今よりずっと高い時代でした。

5%や6%という時代もありました。

借入額が大きいと返済額も大きくなります。

だから頭金をたくさん入れることが重要だったのです。

例えば3000万円借りるのと、

2500万円借りるのでは、

支払う利息に大きな差がありました。

しかし今は超低金利時代です。

もちろん借入額は少ない方が良いですが、

昔ほど頭金の重要度は高くありません。

 


今は事情が変わっている

現在は、

土地代

建物代

諸費用

まで含めて住宅ローンを組めるケースが多くあります。

つまり、

必ずしも500万円の頭金が必要というわけではありません。

実際に私のお客様でも、

頭金0円で家づくりをスタートされた方はたくさんいます。

もちろん、

貯金が全くない状態はおすすめしません。

引っ越し費用や家具家電などもあります。

ある程度の手元資金は必要です。

しかし、

「500万円ないから家はまだ無理」

という考え方は、

今の住宅事情とは少しズレていることが多いのです。

 


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頭金を貯めている間に起こること

ここで考えていただきたいことがあります。

頭金を貯めている間、

世の中は止まってくれません。

例えば、

土地価格。

建築費。

住宅設備。

人件費。

資材価格。

これらは年々変動しています。

私が工務店を経営していて感じるのは、

ここ数年で住宅価格はかなり上がったということです。

もし500万円貯めるために5年待ったとして、

建築費が数百万円上がっていたらどうでしょう。

せっかく頑張って貯めたお金が、

価格上昇で相殺されてしまう可能性もあります。

 


架空のお客様Aさんのケース

ここで一つの例です。

Aさんは29歳。

家賃7万円のアパート暮らし。

頭金500万円を目標にしていました。

しかし住宅相談で資金計画をした結果、

頭金なしでも無理なく返済できることが分かりました。

そこで家づくりをスタート。

その結果、

お子さんが小学校に入る前に新居へ引っ越しできました。

もし頭金を貯めることだけを優先していたら、

家づくりは5年後。

子ども部屋の計画も変わっていたかもしれません。

家づくりはお金だけではありません。

家族の時間も大切なのです。

 


私が住宅相談で必ず聞くこと

私は初回相談で、

必ず次のことを聞きます。

「いくら借りられるか」

ではありません。

「いくらなら安心して返せるか」

です。

ここを間違えると危険です。

住宅ローンは借りることがゴールではありません。

完済することがゴールです。

だから私は、

銀行が貸してくれる金額よりも、

お客様が安心して暮らせる金額を重視しています。

 


頭金より大事なこと

私が考える家づくりで大切な順番は、

頭金ではありません。

まずは、

①毎月の安心な返済額

②総予算

③土地と建物のバランス

④将来の生活設計

⑤頭金

です。

頭金は大切です。

ですが最優先ではありません。

例えば、

毎月7万円の家賃を払っている方なら、

住宅ローンも7万円前後で収まる計画ができる場合があります。

そうなると、

今の生活を大きく変えずにマイホームを持てる可能性があります。

 


かなえるハウスの考え方

かなえるハウスでは、

まず資金計画から始めます。

いきなり家の話はしません。

まずは、

  • 年収

  • 現在の支払い

  • 将来の教育費

  • 車の買い替え

  • 老後資金

などを考えます。

その上で、

「無理のない予算」

を決めます。

私は40年以上住宅業界にいますが、

住宅ローンで苦しむ人もたくさん見てきました。

逆に、

無理のない予算で建てて、

旅行も楽しみながら暮らしているご家族もたくさん見てきました。

家は人生を豊かにするためのものです。

住宅ローンのために人生を我慢するものではありません。

 


まとめ

お客様から

「頭金は500万円必要だと思っていました」

と言われるたびに、

住宅業界の情報がまだまだ正しく伝わっていないと感じます。

確かに昔は頭金が重要でした。

しかし今は状況が変わっています。

大切なのは、

頭金の額ではありません。

 

無理のない返済計画を立てることです。

もし、

「うちはまだ貯金が少ないから無理かな」

と思っている方がいたら、

一度資金計画をしてみてください。

意外と家づくりが現実的になることもあります。

多くのお客様が

「もっと早く相談すればよかった」

と言われるのを見てきました。

家づくりは、

土地を探してからでも、

住宅展示場へ行ってからでもありません。

まずはお金の話から始めるのがおすすめです。

かなえるハウスでは、家を売る前に資金計画を大切にしています。

 

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